2019/01/08

京都・宇治田原町に、“ハート形の窓”で話題のお寺があるのをご存知ですか?
その名も「正寿院(しょうじゅいん)」。
京都の観光地の中でも一躍注目を集めるスポットとして、SNSの写真投稿を中心にどんどん広まり、様々な媒体で紹介、今大注目のお寺なのです!
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注目の「ハートの窓」 そして、カラフルな花天井や風鈴まつりも素敵♡
「正寿院」は、高野山真言宗に属し、創建は約800年前と伝わります。
鎌倉時代の仏師・快慶作の不動明王坐像(国指定重要文化財)が祀られているため、地元の人たちからは“快慶のお不動さん”として親しまれているそうです。
今回、私は8月下旬ごろに訪れました。
到着してから受付を済ませて、まずは本堂の中へ。
本尊は50年に1度しか御開帳されない秘仏で、お姿は見えませんが、座ってお参りすることができました。
本堂では、宇治田原町産の緑茶とかわいいお菓子のご接待も。
とても暑い日だったので、冷たいお茶と甘いお菓子に癒されました…♡
(お菓子に顔がついてて、これまたカワイイのです…)
そして、いよいよ宮殿(則天の間)へ。
庭園に面した障子の一部に、ハート型の窓を見つけることができます。
このハート型は「猪目(いのめ)」といって、およそ1400年前から伝わる文様の一つ。災いを除き、福を招くという意味合いがあるそうです。
春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色…と、四季の移り変わりを猪目窓から楽しむことができます。
また、天井には花もしくは日本を感じる風景をモチーフに描かれた「天井画」が160枚並んでいます。
日本画家と芸術大学生の手によるもので、1枚1枚がすべて違い、カラフルな色合いでとても美しいです。寝転んで、ずっと眺めていたいと思うほど。
さらに、毎年7月1日から9月18日までは「風鈴まつり」が開催されており、境内には約2000個の風鈴が吊るされます。
色とりどりの風鈴たちが、風が吹けばチリンチリン…と優しい音色を響かせ、暑さを払います。
公共交通機関を利用すると、最寄りの駅からバス2台を乗り継ぎ、坂道を歩いて向かうとあって、決してアクセスが良いとは言えませんが、訪れる価値のある本当に素敵な場所です。
是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【正寿院(しょうじゅいん)】
◆住所◆ 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
◆HP◆ http://shoujuin.boo.jp